標準愚痴出力

個人的なIT作業ログです。もしかしたら一般的に参考になることが書いているかもしれません(弱気

内蔵Luaで実行する際、@ で始まる行を無視するよう修正した

nyagos 4.3 で、バッチファイルに Lua を組み込んで実行する際、内蔵Lua が 5.3 から 5.1 になったため、ラベルの文法がなくなって

@setlocal & set "ARGS=%*" & nyagos.exe --norc  -e "_,_,b=io.input([[%~f0]]):read('*l','*l','*a');assert(loadstring('\n'..b,[[%~f0]]))()"
@endlocal & exit /b %ERRORLEVEL%

とかヘッダに書かなくてはいけなくなって、たいへんになった…とに書いた。 でも、ホストアプリケーションを自分で書いているんだから、このくらい何とか出来そうなもんだ。

ということで、何とかした:

@nyagos --norc --lua-file "%~f0" %*
@exit /b %ERRORLEVEL%

for key,val in pairs(arg) do
    print(key,val)
end

単に読み出す時に @ で始まる行をカットするようにしただけ。 これを実現するのが以下の関数

func DoFileExceptForAtmarkLines(L *lua.LState, fname string) error {
    fd, err := os.Open(fname)
    if err != nil {
        return err
    }
    reader, writer := io.Pipe()
    go func() {
        scan := bufio.NewScanner(fd)
        for scan.Scan() {
            line := scan.Text()
            if len(line) > 0 && line[0] == '@' {
                line = ""
            }
            fmt.Fprintln(writer, line)
        }
        writer.Close()
        fd.Close()
    }()
    f, err := L.Load(reader, fname)
    reader.Close()
    if err != nil {
        return err
    }
    L.Push(f)
    return L.PCall(0, 0, nil)
}

GopherLua には文字列を実行する LoadString , ファイルを実行する LoadFile の他に、io.Reader を取る Load があるので、それに ioPipe のパイプラインの Reader 側を渡しているわけだ。こんなカジュアルに goroutine を作ってもいいのかなぁとつい考えてしまうが、全部を読みだして、string.Builder で文字列化してから、string.Reader を渡すよりはマシか。もっとコスト低い方法はないかな…

自分のマシンの IP アドレスを列挙するコマンドを作った

自分の IP アドレスを表示するだけのコマンド。Go の net ライブラリを使った。

  • IPv4 アドレス
  • UP している
  • loopback でない
  • キーワードが指定されている時は、そのキーワードがインターフェイス名に含まれたものとする

マシンのブート時に以下のようなコマンドを含むバッチファイルを実行して、IP アドレスを OneDrive 上のファイルに出力させる (相対パスを使っているので分かりにくいのは勘弁)

"%~dp0..\bin64\localhosts.exe" -o "%~dp0\..\etc\%COMPUTERNAME%" ローカル

これを拾い上げて、自宅から会社にリモートログインする際の宛先とするのだ。 固定IP なら、こんな苦労はなかったんだけどねぇ…

nyagos豆知識!(じゃじゃーん)- 「cd -h」

「cd -h」とすると、それまでたどったディレクトリが一覧で出るよ。もし「-2 C:\Users\hymko」とか表示されたら「cd -2」でそこへ移動できるよ!

<DESKTOP-LGGUCRA:~/go/src/github.com>
$ cd -h
-3 C:\Users\hymko
-2 C:\Users\hymko\go\src\github.com\zetamatta\nyagos
-1 C:\Users\hymko\go\src\github.com\zetamatta
<DESKTOP-LGGUCRA:~/go/src/github.com>
$ cd -2
<DESKTOP-LGGUCRA:~/go/src/github.com/zetamatta/nyagos>
$

静的型付け言語に慣れた開発者が AutoLISP でやったアレコレ

(2018.06.02)
「静的型付け言語に慣れた開発者が貧弱なCAD用 Lispでやったアレコレ」からタイトル変更しました

静的型付け言語になれた身としては、欲しい機能がいろいろなくて、つらたにえん。せめて、CommonLisp だったら、もうちょっと楽なんだろうなぁ(使ったことないけど)

(let) がない

ローカル変数は使えるが、宣言できる場所が (defun) の直後だけというのはつらい。もっと使う場所の近くで、狭い有効範囲をきって使いたい。普通は(let)を使うところだが、CAD系Lispには(let)がない。仕方ないので((lambda (/ 変数リスト) … )) で代用するようにした(というのが下記の記事)

early-return がない

他の言語だと、エラーの場合早々に return するのがよいとされているが、CAD用Lispには return 文的なものがない。結果、関数の頭で、エラーチェックをたくさんする時、以下のような問題がある。

  • (if) でエラーチェックすると、正常系のコードが else句の奥底のすごく深いインデントになってしまう
  • (quit) でアプリケーションを終了すると、finally 的処理が呼ばれない(エラートラップ等でひと工夫すればできなくもないが、仕組みが大層)

(cond) を使うようにすれば、エラーケースがたくさんあっても、あまりインデントは深くならない(ただ、エラー条件が複雑になると、うまく書けない時も多い)

(cond
  ((エラー条件1)
   エラー処理1
  )
  ((エラー条件2)
    エラー処理2
  )
  ; 中略
  ((エラー条件N)
    エラー処理N)
  (T
     正常系処理
  )

グローバル変数をうっかり壊してしまう

Perl でいうところの use strict が欲しい。なければ作ればよいのだ。

ソースファイルをS式として読み込んで、(defun)の中身を解析し、未使用の変数や、逆に宣言漏れがあったら、コマンドラインにリポートする。

名前空間がない

いろいろ (load) していると関数名が被ることが懸念される。といっても名前空間がないので、

  • グローバルな名前には接頭語をつける(ありがち)
    • foo.lsp ならば (defun foo-xxxx …)
  • 関数内関数で済むなら、それですませる(その関数名はローカルで)

といった方向で誤魔化す。

以上

バッチファイルで strtok 的な変数の分割切り出し処理

%PATH% の各ディレクトリを一つずつ処理する(ここでは表示するだけ)

@echo off

setlocal
set "PATHS=%PATH%"
:loop
    for /F "tokens=1,* delims=;" %%I in ("%PATHS%") do (
        echo %%I
        set "PATHS=%%J"
    )
    if not "%PATHS%" == "" goto loop

endlocal
$ strtok
C:\MinGW\bin
C:\Program Files (x86)\Common Files\Oracle\Java\javapath
C:\ProgramData\Oracle\Java\javapath
C:\WINDOWS\system32
C:\WINDOWS
C:\WINDOWS\System32\Wbem
C:\WINDOWS\System32\WindowsPowerShell\v1.0
C:\TDM-GCC-64\bin
C:\Program Files\Git\cmd
C:\WINDOWS\System32\WindowsPowerShell\v1.0\
C:\WINDOWS\System32\OpenSSH\
C:\Program Files\Steel Bank Common Lisp\1.4.2\
C:\Users\hymko\AppData\Local\Microsoft\WindowsApps
C:\Program Files\Mercurial
C:\Program Files\Microsoft VS Code\bin
C:\Users\hymko\Share\Program Files\vim80-kaoriya-win64
C:\Users\hymko\Share\bin64
C:\Users\hymko\Share\bin
C:\Users\hymko\go\bin
c:\go\bin
C:\Python27

go get でインストールされる実行ファイル置き場をバッチファイルで得る

%GOPATH%\bin と書いてしまいがちだが

  • %GOPATH% が未定義の時
    • %USERPROFILE%\go が代替として使われる
  • %GOPATH% に複数のディレクトリが登録されている時

ので、一工夫必要だ。

@echo off

setlocal

if "%GOPATH%" == "" (
    set "DIR=%USERPROFILE%\go"
) else (
    set "DIR=%GOPATH%"
)

for /F "delims=;" %%I in ("%DIR%") do set "GOBIN=%%I\bin"

echo GOBIN=%GOBIN%

endlocal

思ったほど大した工夫は要らなかった…