あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
そういえば、2023年にやったことのふりかえりを忘れてたので。
make-scoop-manifest 作った。
自作の Windows アプリケーションを Scoop-Installer でインストールするためのマニフェストファイルを作るツール make-scoop-manifest を作った。
これで自作ツールを導入してもらいやすくなった。また、Spiegel 先生に紹介1いただけたこともあって、そこそこを評価をもらえているようで嬉しい。
uncozip つくった
インデックス部分が壊れた ZIP ファイルを展開するコマンドラインツール。X(旧Twitter) からダウンロードしたアーカイブが大き過ぎて壊れがち問題を解決するために作った。この手のツールは ZIP の仕様に従うだけで作れる割に、競合が意外と少ない。
マルチDBコマンドラインクライアント:SQL-Bless 作った。
Oracle の SQL*Plus の操作性に閉口していた社会人一年目の時から作りたかったツール。それなりに満足する形になったが、その後、データベースを扱う機会があまりないので、あまりブラッシュアップできていないと思う。もっと、ドッグフーディング2できていたら、問題点をもっと見付けられて改善を進められると思うのだがなー
- SQL-Bless 製作中に把握が必要になった各DBの違い(随時更新) - 標準愚痴出力
- go-multiline-ny / SQL-Bless:Enterキー+指定の条件で入力終結モード - 標準愚痴出力
Rust かんぺきにりかいした
Windows の API へのアクセスの仕方は分かったので、実用的なツールが作れるようになった。でも、Go みたいに手癖で書けるほどにはいってないんだよな。何かやろうとすると、まだ、いちいちググらないとけないので、ちょっと億劫になりがち
- 勉強メモ:Rust で日本語を一文字ずつ列挙する - 標準愚痴出力
- Rustで Windows10,11 の端末拡張機能を有効にするライブラリを書きました - 標準愚痴出力
- Rustでゴミ箱コマンドを作ったり - 標準愚痴出力
- Rust で panic なしに雑にエラーを扱いたいとき - 標準愚痴出力
- Linux のゴミ箱への拙作のライブラリや、はてなブログ コマンドラインクライアントの対応 - 標準愚痴出力
go-htnblog / htnblog.exe つくった
はてなブログに投稿するコマンドラインツール。はてなブログの API をたたいて、エディターを起動するだけという単純なプログラム。GitHub の Star はゼロだけど、このプログラムのおかげで文書をアウトプットしやすくなった。
大昔は tDiary や wifky のサーバーに、w3m や Firefoxでアクセスして、vim で読み書きしていたんだけどね。Firefox も任意エディターを起動するアドオンが機能しなくなったし、JavaScript 必須なサイトが増えて、w3m も使わなくなった。結果、Firefox は素のまま使って、キーバインドだけ、AutoHotKey でキーバインドを Emacs 風に変えるということをやっていた。
でも、長文となると、やっぱりテキストエリアは編集しにくいんだよね。vim なら、SKK 使えるし、全部の指の負担のバランスがとれてよいし。
- はてなブログの記事を作成・編集するGoのライブラリ・コマンドラインツールを作りました - 標準愚痴出力
- htnblog.exe: 最新~過去10件分くらいの記事を編集できるようにしました - 標準愚痴出力
- htnblog.exe v0.3.1 を公開しました - 標準愚痴出力
- htnblog.exe を改良した! - 標準愚痴出力
gmnlisp
自作のGo製Lisp。当初は CommonLisp 処理系にするつもりが、仕様が膨大すぎるので、ちょっと整理された ISLisp を目標にすえたものの、それでも全部実装できていない。
地道に実装していれば、そのうち出来るかというと、例外処理とかクラスまわりの仕様がよく分かっていないので、なかなか厳しい。今年はちゃんと勉強して完成させたい。
smake
昨年は gmnlisp のアプリケーションとして、ビルドツールとして smake というものを作った。でも、smake を使ってしまうと、そのアプリのビルド要件を増やしてしまうので、結局 GNU Make を使ってしまうんだよな。自分でも使わないツールを他人が使うはずがないんだよなー(つまり誰も使わない)
nyagos / go-readline-ny / go-readline-skk
- nyaosorg/nyagos: NYAGOS - The hybrid Commandline Shell between UNIX & DOS
- nyaosorg/go-readline-ny: Readline library for golang , used in nyagos
- nyaosorg/go-readline-skk: Go言語製のコマンドライン向けの一行入力パッケージ go-readline-ny に SKK ライクな「かな漢字変換機能」を実現するアドオンです
nyagos は 3回バージョンアップした。
- Apr 25: 2023年度上期版:4.4.13_2
- 主に不具合修正。
"..\".."
といった二重引用符のカラー化処理を改善したくらい
- 主に不具合修正。
- Apr 20: 緊急修正:4.4.13_3
- more がおかしくなっていた
- Oct 6: 2023年度下期版:4.4.14_0
- SKK 対応など
ついに念願の SKK に対応したぞ。
もう nyagos は安定プロダクトなので大幅な改変は控えるべきなんだけど、SKK だけは開発者の我侭でねじこませていただいた。自作SKK自体は不具合修正がいろいろあるんだけど、コマンドラインで SKK を使おうという人も少ないだろうから、リリース版に反映させていない。2024年度上期版には無論含める予定
nyagos は Windows 8.1 / WindowsServer 2008 対応は続けている。そのためにビルドする Go も 1.20.12 としている。さて、2024年は 1.22 がリリースされ、1.20 のサポートは終了するはずだが…どうするかなぁ。少なくとも、1.20.12 でビルドした最終バージョンは scoop でずっと導入できるようにはしておくつもりではあるが
総括
うーむ、それなりにモノは作っているので、仕事を得るためのポートフォリオとしては悪くないんだけど、最新のニーズにキャッチアップしているかというと全然なんだよなぁ
- オレオレ Scoop Bucket を作ってみた | text.Baldanders.info↩
- 自作のソフトを自分で日常的に使うこと。なんかドッグフードのメーカーの人が自分でドッグフードを食べて品質をあげていたことに由来するんかしらね。これで結構品質があがる↩