今年(2024年分)もまとめよう!
NYAGOS
Go 1.22 , 1.23 がリリースされ、Go 1.20 のサポートがついに打ち切られた。だが、ローカル動作しかしないツールゆえに、あまり最新の脆弱性問題とは縁がないし、Windows 7, 8, 2008 Server のサポートを続けたいため、リリースバイナリのビルドには Go 1.20 を引き続き使用している。
Go 1.20 自体は最新の Go 1.23 と共存可能で、 make go1.20.14
を実行すれば go1.20.14.exe
という名前で使用できるよう Makefile を書いている。無論、最新の Go でもビルドが可能になっている。また、nyaosorg 以下の、nyagos からリンクされうるパッケージはすべて Go 1.20.14 で使用できる形を維持している。
他、4.4.16_0 では、少し色気をだして「PowerShell 7 風の入力予測機能の実装」なんてものを実装した。ややうるさく感じる時もあるものの、jj bookmark move master --to @-
などという長ったらしいフレーズも、jj b
と入力するだけで、補完候補として思い出させてくれるので、まぁ役には立ってるような気がする
(明示的に Ctrl-R を使えば等価だが)
script and lispect
aymanbagabas/go-pty で疑似端末が便利に使えるようになったので、えいやっと script と expect の Windows 版をでっちあげた。予想以上に簡単にそれなりのものが出来上がったので、書いた俺もビックリ
しかし、Lispect は予想以上に相手にされなかった。やっぱり、この分野には Expect-Lua という実績あるツールが既にあるし、ISLisp なんてとっつきにくいからだろうなぁ(Expect-Lua も、もしリクエストがあれば、疑似端末対応にしなくてはいけないだろうねぇ)
go-multiline-ny
apstndb/spanner-mycli で検討してもらったことがきっかけで
- macOS や Linux デスクトップで複数行のペーストが切れる問題を解決
(一報いただけなかったら、ずっと気付かぬままだった) - 複数行インクリメンタルサーチ
など、そこそこパワーアップ。最終的には採用してもらい、また 私が spanner-cli をフォークした理由: spanner-mycli の紹介 でもご紹介いただいた。
gmnlisp
なんとか、ISLisp 検証プログラムが動くようになった。目下、NG項目を減らすべく、地味に修正を続けている。が、
TP Result: OK = 10217, NG = 6194
さ、先は長い… ( 一時期、もう見るのも嫌になっていたが、Lispect での組み込みをきっかけに、また触る気になってきた )
SQL-Bless
- SQLite3 もサポート
- 一時期、windows-386版がCGO化していたが、Pure-GO SQLite driver のglebarez/go-sqlite が windows-386 にも対応したことにより、すべてのOS・アーキテクチャ版が PureGo化できた。
- スプレッド風のテーブルデータ編集する機能 (CSVIをパッケージ利用)
これ、構成を変えて、将来的に Microsoft Access みたいなツールを別に作ってもいいかもしれませんねぇ
CSVI (CSView)
- 編集機能があることから CSView を CSVI へ改名
- パッケージとして import できるようにした (SQL-Bless のエディターで利用)
今年、もっともSTAR をのばしたプロダクトかも。気がつけば 30 (3番目)
go-enex (unenex)
Evernote のネイティブのエクスポートファイル(*.enex)を HTML 化するツール。Evernote の HTML エクスポートが最近壊れているとのことで、需要が発生してきた。目下、不具合・要望を対応中だけど、かなり品質がよくなってきた(Evernote から直接エクスポートした HTML にレイアウトをかなり近い)
君のレポジトリを領域展開 - 次世代バージョン管理システム Jujutsu の世界
Git互換バージョン管理システム jujutsu (jj) の解説記事(Book)。jj についてググってみたところ、日本語の解説記事がどこにもなかったので「今だ!」とばかりに書いた。結果、いいね数は146と、自分の技術テキストとしては最高点を得たのでヨシ!
さて、来年 2025年はマジどうするかなぁ (健康保険の任意継続も終わるし…いい加減、はたらく?)